パーソナルトレーニング
整えて、改善し、鍛える 最適な身体づくり
当スタジオのメインプログラムであるパーソナルトレーニングでは、様々なエクササイズやトレーニングメニューを組み合わせ、身体に関するあらゆる問題解決や理想の身体づくりをサポートしていきます。
その根本には、身体を「整えて」「改善し」「鍛える」といったコンセプトがあり、それに基づいたトレーニング指導をご提供しています。
人間は本来動く動物であり、私たちの身体には効率よく動くための機能がいろいろと備わっています。
しかし運動不足や不良姿勢、偏った動作の繰り返し、ストレス過多など現代の生活につきまとうこれらの要素は、身体になんらかの不調を引き起こしたり、もともと持っていた機能を低下させたりします。
使いすぎている筋肉は硬く短くなりやすく、反対に動かしていない部位はだんだんと弱くなってしまいます。
猫背や反り腰、足を組むといった姿勢でいると、身体がそれを正常なポジションだと覚えこんでしまい、いざニュートラルな姿勢に戻りたくても簡単には戻ってくれません。
また仕事やハードスケジュールによって常に活動状態にある人は、身体の力も抜けにくく、筋肉も過緊張になりやすいでしょう。
よく「食べた物で身体は作られる」と言われますが、生まれてからこれまでの生活や運動習慣、筋肉や関節の使い方も、私たちの身体の構成に大きな影響を与えています。
そうして生じた身体の癖や歪みを整え、正しい動きへと改善し、十分な筋力や柔軟性を獲得することをどういったトレーニングの目的であっても重視しています。
身体のアンバランスは痛みや不調の原因となり、ダイエットやボディメイクにおいても姿勢やボディラインを崩しかねません。
不確かな身体の使い方をしているとトレーニングの効率も下げてしまうため、正しい動きの習得も誰にとっても不可欠です。
単純に身体を鍛える前に、身体の弱い部分や左右差などを見極め、どこを整え強くしていくべきかトレーニングの最適化を図りながらプログラムを進めていきます。
そのためには多種多様なエクササイズが必要となり、以下に大まかなトレーニング内容をまとめてご説明してあります。
トレーニング内容の紹介
コレクティブエクササイズ
身体が硬い、姿勢が悪いといった状態では良いトレーニングをしても高い効果が得られません。そういった姿勢不良、可動域の低下、運動機能障害に対して正しく評価と修正をしていきます。
使いすぎている筋の抑制や働いていない筋の活性化、正常な関節可動域の獲得、さらには関節の役割である安定性と可動性の使い分けなどを通して正しい動作パターンへと導いていきます。
マシンピラティス
リフォーマー・チェアといったピラティス専用のマシンを使用したエクササイズを行います。
マシンについているスプリングの伸び縮みに合わせて動いていくので、身体をコントロールする力が求められます。また、マシン上に仰向けやうつ伏せ、座位や立位まで様々な体勢でのエクササイズが可能ですので、安定した位置で動作の習得、不安定な状態での姿勢制御など目的や体力によって難易度を変化させることができます。
マシン一台でもコレクティブ系のエクササイズから姿勢改善、パフォーマンス向上、とバリエーション豊富なのでトレーニングの幅も広がります。
ピラティスについてはこちら
ボディメイクエクササイズ
引き締まった身体やきれいな姿勢を作るためのエクササイズです。
狙った部位にしっかりと刺激を与えられるように適切なフォームと動作で負荷をかけます。対象部位の筋量を増加することできちんとメリハリのついた身体へ変化させていきます。
また、背骨や骨盤などの歪み、О脚やX脚といった骨格アライメントが崩れていると、同じ体重や体脂肪率であってもスタイルに差ができてしまいます。骨格をニュートラルポジションへと整え、姿勢筋とも呼ばれる身体の深層部にあるローカル筋群を正しく働かせていきます。
ファンクショナルトレーニング
重力下で生活する私たち人間本来の機能的な動作をトレーニングしていきます。
全身の関節それぞれが持つ役割を機能させ、体幹から四肢まで運動連鎖(キネティックチェーン)に基づいて共同運動を行います。
歩行や四つ這いなど基本的な動きの改善から、ジャンプやスイング動作のような力の吸収と発揮、減速と加速を伴うエクササイズも取り入れていきます。
機能的動作とは身体を3D(3面上)に扱っていくことなので、トレーニングによって動作不良や運動機能低下、それらに伴う痛みや不調の改善も見込まれます。
ストレングストレーニング
筋機能に関わるすべての体力要素(筋力、パワー、筋持久力、スピード、バランス、コーディネーション等)を高め、単純な力の強さだけでなく適切に筋活動をコントロールするための「神経-筋系全体の能力」を向上させるトレーニングです。
筋のバイオメカニクスや正しい動作パターンに基づいて、スクワットやデッドリフトなどの基本エクササイズからクリーンやスナッチといった複合エクササイズまで安全で効率的に行えるようにプログラムを進めていきます。
スポーツや様々な競技のパフォーマンス向上はもちろん、全身のトレーニングによる体力強化や心身の健康増進も期待できます。
コンディショニングアプローチ
動作制限や慢性痛に対してマニュアルセラピー(徒手的介入)を用いて解消していきます。
筋の触診による緊張抑制や関節のモビライゼーション、ストレッチなどで身体の構造的な制限を解除します。
腰痛や肩こり、首周辺の慢性的な疼痛、運動不足や姿勢不良で起こる柔軟性の低下の改善などに効果的です。
呼吸エクササイズ
普段意識することの少ない呼吸ですが、呼吸の最適化がなければ動作は最適化されないと言われるように、全ての動きの基本となっています。
問題なく呼吸をしているように見えても実は息を吸えていない、吐けていない、呼吸の量が多いなどの偏りがあり、そのために呼吸筋の過活動や姿勢の悪化、さらには酸素供給や自律神経系のバランスに悪影響を及ぼします。
呼吸に重要な横隔膜を正常に機能させるためのポジション作り、筋の活動を促し、適切な呼吸を獲得していきます。
感覚入力エクササイズ
身体が動作を起こす際、まずは様々な感覚器から入力された情報を脳内で処理し、その結果を運動として出力しています。そのため筋や関節の状態だけでなく、脳内への感覚入力(インプット)が運動のパフォーマンスや動作コントロール(アウトプット)に影響を与えます。視覚、前庭感覚、体性感覚それぞれの評価、適切な刺激を加えることで問題を修正していきます。正しい感覚入力によって動作や姿勢の制御、運動機能不全、慢性疼痛などを根本的に解決します。
目的別トレーニング
身体の様々な問題解決、一人一人に合わせた身体づくりのために上記各エクササイズを組み合わせてトレーニングを進めていきます。
さらに形だけのエクササイズ指導になってしまわないように、そこには正しいトレーニング理論や解剖学、身体や動作をチェックする力も必要です。
続いてトレーニングの目的別に重要なポイントや、実際のプログラムの流れをご紹介していきます。
身体づくり(ダイエット・ボディメイク・筋力アップ)
ダイエットをはじめとした身体づくりに必要なのは、体脂肪の減少と筋量の増加、骨格の歪みによるボディラインのたるみ改善、全身のメリハリをつけるために適切な部位への筋刺激などが挙げられます。
高重量を扱うトレーニングも大切ですが、必要以上に重いウエイトを使用して怪我をしては元も子もありません。まずは狙った部位に確実に負荷をかけるための正しいフォーム、筋への強い刺激となるような最大収縮と伸長(筋肉の大きな伸び縮み)を繰り返すエクササイズに重点的に取り組んでいきます。
また骨格の歪みはボディラインのたるみを生み、見た目のスタイルを崩す原因となります。
関節を安定させ、骨格を整えるためのコレクティブエクササイズやピラティスなどもトレーニングメニューに取り入れることで、たるみの改善と引き締まった身体づくりも可能にしていきます。
そしてなにより、ダイエットや減量には食事のコントロールも欠かせません。
パーソナルトレーニングに栄養コンサルティングのプログラムを追加することで、より細やかな栄養指導と日々の食事管理をサポートします。
姿勢改善
通常、姿勢は意識して正すものではなく、脳からのイメージとそれを再現する身体制御能力によって自然と作られるものです。
身体の各部位が今どの位置にあってどこにあるべきなのか、これを敏感に感じられるようにするためには全身の感覚を高めておかなければいけません。
足の裏や皮膚、視覚や各関節など身体にあるあらゆる感覚器に様々な刺激を与えることで、自分がいる環境や身体の状態に関する情報がインプットされていきます。
その情報が多いほど、身体はどんな姿勢をとるのが正しいのかイメージしやすくなり、またそのイメージ通りに身体をコントロールしやすくもなります。
さらにその姿勢を保ち続けるためには、関節や内臓を支える筋肉、いわゆるインナーマッスルも重要です。
姿勢の改善には、感覚入力エクササイズで身体に多くの刺激を与えること、マシンピラティスなどで姿勢を変化させながらよく動き、インナーマッスルを鍛えていくことがまずは効果的です。
その後、重力下で重りを扱ったり、素早く動いたりするファンクショナルトレーニングなどを取り入れることで身体をコントロールする力も高まり、動作のなめらかさも身に付きます。
動作は姿勢の連続であり、姿勢がきれいな人は動作も美しいと言われます。
静止した姿勢をギュッと固めて作るようなトレーニングではなく、動きの中に姿勢があると捉えて、動作を鍛えていくことも大きなポイントになります。
慢性的な痛み解消(腰痛・肩こり・膝痛など)
身体の慢性的な痛みや不調には筋肉の過緊張、姿勢不良や動作のエラーが原因となっていることが多いです。
硬くなりすぎたり過緊張している部分は血流が低下し、痛みのもととなる物質を生み出してしまいます。
また間違った姿勢や動作は身体機能を低下させ、意図しない部位や関節に負荷をかけ続けます。
筋肉の過緊張は動きの硬さや不良姿勢の結果とも言え、反対に正しくない動作が筋肉を硬くしているとも考えられます。
原因を見極め、お互いを改善することが根本的な不調の解消に必要なことです。
トレーニングの流れとしては、痛みの確認や姿勢、動作評価によって様々な原因を探っていきます。
その後、過緊張や硬さが見られる部位は徒手や各ツールによるアプローチで緩めていき、不良姿勢や動作は負荷の低いコレクティブエクササイズなどで改善していきます。
筋力の弱さや安定性の低下も負荷への耐性を下げ、痛みを発生する要因となります。
身体の不調や動作が正しく改善された後も、トレーニングによって筋力や持久力を向上することで痛みの予防や動きやすい身体を維持することができます。
スポーツのパフォーマンスアップ
スポーツのパフォーマンスや競技成績の向上には様々な要素が関係してきます。
競技特有のスキルやテクニックはもちろんですが、その基礎となる体力や筋力、柔軟性なども欠かすことはできません。
スポーツのパフォーマンスを構成する図式としてよく用いられるものに、パフォーマンスピラミッドというものがあります。
これはある特定のスポーツのパフォーマンスをピラミッドに見立て、そのパフォーマンスを高めたい(ピラミッドを大きくしたい)場合、まずは全身の可動性や安定性、姿勢やバランスといった基本的な身体機能が根本を支える土台となります。
土台となるこれらの要素が備わっていることで、そのスポーツに限らず正しく身体を動かす準備が整います。
正しい身体の使い方や走り方などの動作パターンを獲得することは、スポーツ動作の正確性も高め、怪我の予防にも繋がっていきます。
このように基礎的な体力要素、身体の使い方はパフォーマンスを高める大切な下地となりますが、さらにその上、ピラミッドの中心となる部分にはパワーやスピード、持久力というような動作そのものの強さや速さを高めるための要素が必要となります。
いくら身体の使い方が上手でも、パワーやスピードがなければ発揮できるパフォーマンスにも限界があり、相手がある競技では力負けしてしまいます。
ストレングストレーニングやファンクショナルトレーニングなどウエイトを使用するトレーニングで筋力やパワーを鍛え、アジリティやスプリントトレーニングで敏捷性、スピードを高めていくこともスポーツにとってそれぞれ重要なトレーニングの一つです。
こうして身体の動きを作る機能的な要素から、筋力やスピード、パワーといったところまでバランスよく鍛えることがスポーツ特有の動作やスキル向上にも大きく関わってきます。
しかしスポーツ現場やチーム内では、どうしてもピラミッドの最上部にあたる技術や競技自体の練習に偏ってしまいがちです。
これではピラミッドの土台や中心部が大きくならず、パフォーマンスの成長も早い段階で頭打ち、またピラミッドのバランスが崩れることは怪我の原因にもなりかねません。
スタジオでは特に基礎体力や身体機能の向上、筋力アップや正しいトレーニング方法の習得などに主に取り組んでいきます。
さらに怪我の回復期やリハビリ後のトレーニングとしても様々なエクササイズを取り入れ、スムーズな競技復帰をサポートします。