トレーニング理論 ピラティス・ヨガ 身体について

運動療法とは

スタジオではピラティスやウエイトトレーニング、その他様々なツール(道具)を使用したエクササイズなどバリエーションに富んだトレーニング(運動)メニューを提供しています。

これはお客様の身体の状態やトレーニングの目的に合わせたものを選択しているということで、その時々によって実施するプログラムの内容も変化していきます。

トレーニングの目的としてイメージしやすいものはやはりダイエットやボディメイクなどだと思いますが、ピラティスが効果を発揮しやすいもの、当スタジオでも特に力を入れているものの一つとして「運動療法」が挙げられます。

そんな運動療法について今回は解説していきたいと思います。

まず、運動療法はどのように定義されているのでしょうか。

「運動能力の障害に対して、医学並びに運動治療学などの基礎理論を背景とした運動を治療に応用するもの」(日本理学療法士協会)

「障害や疾患の治療または予防のために運動を活用すること」(厚生労働省)

上記のように、運動療法とはもともと怪我やなんらかの疾患によって身体機能が低下している状態の人に対して用いられる治療、詳しくは「理学療法」の分野のうちの一つになります。

理学療法は怪我や弱った身体を回復させるためのもので、病院などで行うリハビリと聞くとイメージしやすいかもしれません。

さらにこの理学療法は、患部を温めたり電気による治療を行う「物理療法」、マッサージやストレッチなどの手技による「徒手療法」、そして様々なトレーニングや訓練を行う「運動療法」の三つに分けられます。

この三つのうち、物理療法と徒手療法は患者が受け身の状態である受動的なものになります。

一方、運動療法は基本的に患者が自ら運動を行う積極的な方法と言えます。

そのため、一言で運動療法といってもその対象や効果は幅広く、現在ではリハビリだけに留まらずかなり広義に用いられます。

では、その運動療法が適応される範囲をいくつかに分類して示していきましょう。

・治療領域リハビリテーション
これが先に挙げた疾患や怪我から回復するためのもので、主に病院などで医療行為の一環として行われます。

・予防領域
運動不足や身体機能の低下から起こる生活習慣病、運動器疾患などを予防するために、姿勢や歩行といった基本的な動作を改善していきます。

・機能改善/QOL(生活の質)の向上
より複雑なトレーニングによって身体の協調性を高めたり、できる運動を増やしたりすることで慢性的な不調を改善し、身体や精神を良い状態に保ちます。

・スポーツパフォーマンス向上
治療だけではなくトレーニングによってアスリートのコンディションを整えることで、障害予防や競技力の向上にも役立ちます。

このように運動療法には多くの目的があり、大きく言えば運動によって人の身体を良くする方法(トレーニング)全般を意味しているとも言えるでしょう。

その中で大切なことは、対象者の身体がどのような状態でどの運動療法が当てはまるのか、それを見極めて適切なトレーニングを実施することになります。

ピラティスをはじめ、トレーニングそれぞれの効果についてもまたご紹介していきたいと思います。

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