栄養 身体について

鉄欠乏性貧血

8月も下旬になりましたが、まだまだ暑い日々が続いています。
この時期は熱中症はもちろんのこと、貧血も起こりやすい季節であると言われています。

貧血とはそもそも、血液の主成分である赤血球の中のヘモグロビンが低下した状態のことをいいます。

ヘモグロビンは、ヘムと呼ばれる鉄と、グロビンと呼ばれるタンパク質が集まってできたもので、酸素と結合することで全身に酸素を運搬しています。
そのため、ヘモグロビンの構成成分である鉄が不足してヘモグロビンが低下すると、酸素を全身に運べなくなり、動悸や息切れ、倦怠感、立ちくらみといった貧血の症状が表れます。

貧血にはいくつかの原因がありますが、もっとも多いものがこの鉄欠乏性貧血です。

食生活の偏りや栄養不足によって鉄は不足しますが、夏は汗とともに鉄が流れ出てしまったり、夏バテや食欲不振によって食事からの摂取量が減ってしまいがちです。

食品に含まれる鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄というものがあり、ヘム鉄のほうが体内への吸収率が高いことがわかっています。

ヘム鉄は赤身の肉やレバー、マグロやカツオ、魚介類など動物性の食品に多く含まれています。
このヘム鉄は2価鉄とも呼ばれ、そのままの状態で小腸から体内へ吸収されます。

一方、非ヘム鉄は3価鉄であり、そのままではほとんど体内に吸収されません。
非ヘム鉄を多く含む食品にはほうれん草や小松菜、海藻類や納豆など植物性の食品が挙げられます。

この3価鉄(非ヘム鉄)は2価鉄(ヘム鉄)に変換することで、体内にうまく吸収することができます。

2価鉄に変換するための物質はビタミンCであるため、ビタミンCを多く含む食品と非ヘム鉄を合わせて摂取することで鉄の吸収率は高まります。

ビタミンCはブロッコリーやパプリカ、じゃかいも、芽キャベツ、アセロラやレモン、キウイなど野菜や果物類に含まれています。

こうして食品を見てみると、動物性や植物性、野菜や果物などそれぞれが持つ成分があり、バランスの良い食事が大切であることがわかります。

貧血は夏に多いとお伝えしましたが、日常的に汗をかきやすい子どもや月経のある女性、激しい運動をするアスリートにも起こりやすいです。

先に挙げた食品を参考に、まずは栄養のバランスや組み合わせを意識してしっかりと鉄分を補給していきましょう。

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