身体について

S字カーブ

背骨についてのお話は以前にもしましたが、その構造は複雑で、私たちの身体の中でとても重要な部分です。人間以外にも背骨がある動物はいますが、それらは脊椎動物と呼ばれます。哺乳類や爬虫類、鳥類、魚類などがこれにあたりますが、人間だけが背骨にS字のカーブを持っています。

背骨は首から腰まで24個の椎骨、加えて仙骨と尾骨という骨が積み重なって構成されており、それはきれいにまっすぐな形ではなく、首の部分(頸椎)が前に湾曲(前弯)、胸の部分(胸椎)が後ろに湾曲(後弯)、腰の部分(腰椎)が前に湾曲(前弯)、そして仙骨と尾骨の部分で後ろに湾曲(後弯)してゆるやかなカーブを作っています。このカーブがあることで、私たちは身体にかかる負荷を上手に吸収、放散することができています。
先にもお話したようにこれは人間特有のものですが、胎児の時点では背骨は全体が丸いC字のような形で、産道をくぐる最中や生後様々な体勢で頭を動かしたり反ったりすることで頸椎のカーブができ、その後ハイハイやつかまり立ちなどをすることで腰椎のカーブも形成されていきます。つまり背骨のS字カーブは、人間が立位で二足歩行をするために後天的に作られたものなのですね。

作られた形ということは、これを失ってしまう場合もあるということです。生後、立位に近づくためにいろいろな動作をしてきたはずが、大人になり単一的な動作の繰り返しや活動不足によって背骨の形状を崩し、姿勢不良や腰痛など多くの悪影響をもたらします。特に座っている時間が長い現代では、反り腰や猫背、ストレートネック、巻き肩など不良姿勢を表す言葉がよく聞かれるようになった気がします。姿勢を正すということは、この背骨のアライメント(配列)を正常な位置に戻すこととも言えます。

背骨だけでなく、私たちの身体は効率よく生きていくための機能と構造を持ち合わせています。その機能と構造をしっかりと理解したうえで良いトレーニングが提供できるように、より学びを深めていきたいと思います。


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