トレーニング理論 身体について

若年層への筋力トレーニング

小学生から高校生くらいまでの若年層に対する筋力トレーニングは、怪我や身体の成長への影響を考えて、その必要性がよく議論されていました。

ですが近年では、科学的研究によって若年層の子でも適切なトレーニングを行えば身体パフォーマンスが向上し、怪我のリスクが減少することも明らかになっています。

トレーニングを始めるための年齢制限はありませんが、スポーツ活動に問題なく参加できるような健康状態であり、指導者の指示や危険をきちんと理解できることが条件となってきます。

小学生頃の児童期においても、トレーニングをすることで筋力やパワーが向上しますが、これは筋量や筋肉が増えたからというよりも、身体の使い方や協調性が上がった結果と考えられています。

そのため、子供たちは身体の大きさや見た目の変化なしに動きが力強くなることがよく見られます。

一口に筋力トレーニングと言っても、その目的が筋量を増やすこと(筋肥大)なのか動作性を高めることなのか、トレーニングの内容もマシンや重りを使うのか自体重によるものなのかによって様々です。

若年層のどの段階においても、筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)は身体を十分に成長させる方法の一つであり、適切に導入することで怪我のリスクを約50%低下させるとも言われています。

トレーニングを取り入れることは大切ですが、その子供(対象者)の運動能力やトレーニング年齢(経験)をしっかり考慮しなければいけません。

自体重を用いた基本的なエクササイズよりも、重りや負荷を与えて、多くの筋や関節を動員するトレーニングのほうが大きな効果を得ることはできますが、いきなりそのような複雑なトレーニングを遂行することは身体的にも難しく、スポーツの技術と同じように基礎から始めていくことが重要です。

最近では高校生や大学生といった青年期からトレーニングを開始することも一般的になりましたが、児童期からのトレーニングへの取り組みはまだまだ多くはありません。

パワーやパフォーマンスの向上はもちろん、そういった青年期でのハードなトレーニングに向けての準備、成長期における身体変化に適応するための体力や筋力の強化など様々な目的を踏まえて、適切なトレーニングを段階的に進めていくことが子供の頃からも不可欠になってくるかもしれません。

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