栄養

免疫機能・粘膜

前回に引き続き、今回も身体の免疫機能についてのお話です。免疫というのは、体内の様々な細胞たちが外部から侵入してきた細菌やウイルスを探し出し排除する機能、ということを前回お伝えしました。私たちの身体を常に守ってくれている細胞たちですが、その前の段階で外敵の体内への侵入を防いでくれているのが「粘膜」です。

粘膜とは目や鼻や口、気管や胃、腸などの表面を覆っている組織のことで、そのほとんどが粘液によって潤っています。粘膜があるのは外部と体内を繋いでいるような場所なので、そこにしっかりとバリアを張って外敵の侵入を防いでいるというわけですね。例えば目から出る涙には異物を洗い流すだけでなく、殺菌作用も含まれています。同じく口の中で分泌される唾液にも、食べ物の分解だけでなく殺菌や抗菌作用を持つ様々な成分が含まれています。

細菌やウイルスの侵入を防ぐためにはこの粘膜を良い状態に保つことが重要ですので、普段から十分に粘液が分泌されていること、つまり目や口が乾燥していないこと、あるいは鼻炎や口内炎などの炎症が起きていないか注意しておきましょう。唾液の分泌は自律神経にも左右されます。緊張状態や仕事に熱中している時などは交感神経が優位になり唾液の分泌量が低下します。また食事をよく噛まずに食べると唾液腺が刺激されず、同様に唾液が十分に分泌されません。日常生活でも仕事や食事、リラックス時などのメリハリをつけて過ごすことが大切になります。

また、栄養の観点からビタミンAが粘膜の保護や生成に作用します。レバーや卵、ほうれん草や人参などの緑黄色野菜にも含まれているので、一度に過剰摂取するのではなく、日々の食事に適度に取り入れていくことが望ましいです。

前回同様今回もビタミンの作用をご紹介しましたが、もちろんこれだけ食べればいいというわけではありません。前回のビタミンDはマグネシウム、ビタミンAは亜鉛と合わせて摂取することで効果が高まります。一つの栄養素だけでは身体の機能は成り立たないということですね。またこういった栄養素は摂取してすぐに効果が出るというわけでもないので、普段から食事のバランスと生活のバランスを整えておくことで健康的な身体の土台を築いていきましょう!

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