トレーニング理論 ピラティス・ヨガ

バレエとピラティス

バレエのためのトレーニングとして、よく取り入れられているものの一つにピラティスがあります。
ピラティスの他にもヨガやジャイロキネシスなど、あまり重りを使わないエクササイズを行っているダンサーの方が多いのではないでしょうか。

筋力トレーニングなどで身体を鍛えることも重要ですが、バレエでは強さだけなく柔軟性も求められ、姿勢を長く保ったまま手足をコントロールする能力も必要です。
筋肉をギュッと縮めずに長さを保ち、自分自身をコントロールするトレーニングとなると上記のようなものが当てはまってくると思います。

特にピラティスでは使いすぎた部位をリリースし、正しい呼吸や動作を取り戻すような効果もあります。
前回お伝えしたようにバレエダンサーの中には身体が柔らかいように見えて、過度な動作により背骨や肋骨周辺が硬くなっているケースが少なくありません。

姿勢や動作をきれいに魅せようとするあまり、広背筋や脊柱起立筋群といった背面の筋群が過剰に働いてしまいます。
胸を張った姿勢が続くと、通常呼吸に合わせて動いていた肋骨が胸に引っ張られて硬くなり、可動性が低下してしまいます。
このような状態をリブフレア(開いた肋骨)と言い、呼吸の乱れや姿勢の不安定さを招きます。

ピラティスのエクササイズで呼吸を重要視しているのは、リブフレアのように失われた身体の機能やアライメント(骨の配列)を呼吸によって取り戻すという目的があるためです。

開きっぱなしの肋骨や柔軟なカーブを失った背骨は身体に負荷をかけ、怪我のもとになります。
ピラティスには背骨のワークと呼ばれるエクササイズが多くあり、いわゆる体幹にあたる腹部や胸郭、インナーユニットといった部分への意識も高まります。

身体の軸となる背骨を長く保ち(エロンゲーション)、直線的ではなくなめらかに動かす(アーティキュレーション)というピラティスの二つの特徴が、伸展方向に疲労してしまった背骨をほぐし、また次のパフォーマンスを十分に発揮するコンディションを整えてくれます。

競技による障害リスクを抑え、パフォーマンス向上にも効果的なトレーニングとして、ピラティスがダンサーさん達の身体の支えになってくれるとなによりです。


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