ダイエット 身体について

体脂肪率

ダイエットやボディメイクの際に、数値の目標設定として使用されやすいものに体重やボディサイズ、体脂肪量などがあります。
また体重の中に体脂肪がどれくらい占めているかの割合を表す体脂肪率、これも体組成の変化を知るためによく用いられます。

よく食事制限や運動で体重が落ちると、同時に体脂肪率も減少すると考えられがちですがそうとも限りません。
体脂肪率は体重と体脂肪量の割合で示されるので、体重が落ちていても体脂肪が減っていない場合、もしくは体脂肪と一緒に筋肉量も落ちてしまっている場合には体脂肪率はあまり変わりません。
体内の体脂肪をしっかりと減らしていくことで体重だけでなく体脂肪率にも変化が現れてきます。

体脂肪率の計算式は「体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100」で求められますが、男女別の基準値と肥満度は下記の通りになります。

※男性
標準値 10~19%
軽度肥満 20%以上
中等度肥満 25%以上
重度肥満 30%以上

※女性
標準値 20~29%
軽度肥満 30%
中程度肥満 35%
重度肥満 40%

標準値は一般に健康的とされる数値のため、アスリートや日々トレーニングを続けている人にとっては標準値以下の数値が平均となってきます。
また数値が高くなるにつれて中程度や高度の肥満と分類されてはいますが、体脂肪率に用いられる体脂肪は基本的に内臓脂肪と皮下脂肪を合わせた脂肪量のため、生活習慣病のリスクや健康障害とはっきりとした関係性があるとは言い切れません。一つの目安として考えておきましょう。

女性の体脂肪率は男性に比べて高いのが一般的です。
体脂肪には体温やエネルギーを維持したり、ホルモンの分泌を促進する作用もあります。
体脂肪率の過度な減少は、月経不順や免疫力の低下にも繋がりかねないので特に女性の方は注意が必要です。

ある程度の体脂肪を保ったまま体脂肪率を落としていくためには、筋肉量を増やすことも必要です。
同じ体重の人でも筋肉量が多い人は体脂肪率も低く身体のシルエットも引き締まって見えます。反対に体脂肪量が多い人は体重以上に太く緩んだ身体に見られてしまうかもしれません。

ダイエットにおいて体重などの数字を気にしすぎないことも大切ですが、身体のラインやボディサイズを変化させるためには筋肉量と体脂肪量の割合を変えていくこと、つまりは体脂肪率も結果的に減少していきます。
自分自身の身体を測る指標の一つとして体重だけでなく体脂肪率や体脂肪量、筋肉量といった体組成を知っておくと、減らす部分や増やす部分など目標も立てやすくなります。定期的に数値のチェックをしておくようにしましょう。

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