トレーニング理論 ピラティス・ヨガ 身体について

脚の歪み

下半身にある主な関節といえば股関節、膝関節、足関節の3つが挙げられます。
この3つの関節は脚を構成し、ほぼ一直線上に並んでいるように見えます。

身体の悩みの中で、特に下半身に多いのはО脚やX脚といった脚の歪みではないでしょうか。
これは上記3つの関節それぞれのアンバランスさが引き起こすものだと考えられます。

脚の歪みは、股関節、膝、足首のどこかに捻じれが生じている状態で、生まれつきの構造が原因の先天的な場合もあります。
または日常生活の中で、偏った身体の使い方や筋肉の緊張、不良姿勢などによる後天的な歪みを抱えている人も少なくありません。

先天的な部分で言うと、女性は男性に比べて骨盤が広いため太ももの骨が内側に入りやすく、股関節も内向きに捻じれやすくなります。
さらに内側に脚が捻じれていることで、立ったり歩いたりしている時には太ももの外側に力が入りやすくなり、外側部の筋肉の張りや脚の太さに影響を及ぼしてしまうかもしれません。

このように生まれつきの構造的な要因が身体の機能にも関連してくるため、どちらにせよ動作や姿勢の改善に目を向けることが必要になってきます。

脚の歪みには様々なタイプがあり、一般的にはO脚やX脚のように分類されますが、捻じれのある部位や構造によって千差万別です。

前述のように股関節に原因がある場合もあれば、以前の記事でお伝えしたような膝の過可動性(過伸展)が関係していることもあります。

立っている時、基本的に膝は180度まっすぐの状態ですが、可動域が大きい人は膝が後方に押し込まれるくらい過度に伸びすぎてしまいます。
すると両脚の膝と膝は外側に離れるように捻じられ、これが起因してO脚のような歪みが生じているとも考えられます。

まずは自分の脚に歪みがあるか、どの部位に捻じれがあるか簡単にチェックしてみるとよいでしょう。

膝の過伸展でいえば、横から見た時に膝が後ろに引けて反ったような形になっていないか確認してみてください。
また正面から見た時に、つま先や膝が前に向いているかどうかも脚の歪みを判断する大まかなポイントになります。

捻じれが見られない場合でも、太ももの張りや筋肉の硬さなどに症状が現れている可能性もあります。
初回トレーニング時にはこのような身体の評価も行なっていますので、気になる方はぜひチェックを受けにお越しください。

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