ダイエット 栄養

脂質

三大栄養素の中で、一番高いカロリーを持っているのは脂質です。
炭水化物とタンパク質が1gあたり4kcalなのに対し、脂質には1gあたり9kcalが含まれています。
なぜ脂質だけカロリーが高いのかというと、もともとあったエネルギーを濃縮して作られたものだからです。

そもそも炭水化物は植物からでしか摂取することができません。
植物は水と二酸化炭素を原料にし、光合成をすることで炭水化物を作り出します。
そしてその炭水化物をエネルギーとして植物自身が成長していきます。
空気と水と太陽があれば生きていけるように植物のエネルギーサイクルは構成されているということですね。

それに対し、植物を摂取して暮らしている生物たちは自ら炭水化物を作り出すことができません。
そのため干ばつなどにより植物を食べることができない状況に陥ると、生きるためのエネルギーがなくなってしまいます。

そこで食事から摂取した炭水化物を脂肪に変換し、エネルギーとして貯蔵するようになりました。これが脂質です。
食糧不足や飢餓などで炭水化物を得られない場合、蓄えておいた体脂肪を分解しエネルギーとして利用することができます。
炭水化物を凝縮して効率的にエネルギーを摂取できるように変換されているので、炭水化物やタンパク質よりも脂質のほうが1gあたりのカロリーが高くなっています。

以上のことから、脂質は緊急時のエネルギー源として生物の体内に蓄えられているものだということがわかります。

エネルギー源になるだけでなく、その他にも身体の細胞膜やホルモンの材料、脂溶性ビタミンの吸収、神経系の働き促進など様々な作用が脂質にはあります。
脂質=体脂肪と考えがちですが、炭水化物やタンパク質と同じように身体を作る栄養素の一つなのでバランスよく摂取する必要があります。

脂質は主に中性脂肪とコレステロールに分けられます。
コレステロールもあまり身体に良くないイメージがあるかもしれませんが、胆汁酸やビタミンDの原料、ホルモン形成など重要な働きを持っています。

ただしLDL(悪玉)コレステロールが多くなりすぎると血管の内部に停滞し、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞を誘発するリスクが高まります。
この血中のLDLコレステロールを回収して肝臓に運び、ホルモンや細胞膜などの原料として再生してくれるのがHDL(善玉)コレステロールです。

HDLコレステロールは、食物繊維や多価不飽和脂肪酸の摂取によって増加します。
主な多価不飽和脂肪酸には、ごま油やだいず油に含まれるリノール酸、しそ油やえごま油に含まれるイコサペンタエン酸(IPA)、さんまなどの魚油に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)があります。

また継続的な運動によってもHDLコレステロールは増加するので、摂取する脂質の種類をしっかりと選択し運動習慣を身に付けることは、血管や細胞を守り健康的な身体づくりに繋がっていきます。
極端な制限ではなく、適切な栄養摂取ができるようになると身体のコンディションも整っていきます。
脂質の詳しい分類や作用などもまた改めて解説していきたいと思います。


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