トレーニング理論 身体について

ランニングの経済性

ランニングはトレーニングやダイエットの手段としてだけでなく、一般的な趣味として生活に取り入れる人が増えてきました。
街中でもランニングウェアで走っている人を見かけるようになり、一度はマラソン大会などに参加されたことのある人も少なくないのではないでしょうか。

ジムやスポーツクラブにもランニングの記録向上や、走るための筋力アップを目的に来られる人も増えています。
ランニングは一見単純そうなスポーツではありますが、パフォーマンスや記録向上には様々な要素が関係してきます。
その内の一つである「ランニングの経済性」について今回は解説したいと思います。

ランニングの経済性はランニングエコノミーとも呼ばれ、一定のスピードをどれくらいのエネルギー消費量で走れるか、その効率の良さを表しています。
例えば同じスピードで走っているランナーが二人いるとして、エネルギーの消費量が大きい人はランニングの経済性が低くすぐに疲れてしまい、そのスピードを維持することができないでしょう。
反対にエネルギーの消費量が少ない人はランニングの経済性が高く、長い時間同じスピードで走り続けることができます。
つまりランニングの経済性が高く、少ないエネルギーで走ることができる人はランニングの効率が良くなり、長く速く走れるようになっていくということですね。

簡単に言えばできるだけ疲れないように長く走ることが重要となってきますが、ここに様々な要素が関連してきます。

まずはエネルギーの源となる酸素を吸い込む酸素摂取能力、エネルギーを効率よく生み出すためのエネルギー代謝、作られたエネルギーを身体の隅々まで運ぶための酸素運搬能力など身体の内的な要因が必要になってきます。

一方、外的な要因としては走るフォームやその人の体型、筋肉量や脂肪量といった体組成、さらに細かく言えばその日の気温や空気抵抗、履いているシューズに加え、集中力やモチベーションなど環境や心理的要因もランニングの経済性を左右する要素と見なされます。

このように多くの複合的な要因が重なり合ってパフォーマンスの良し悪しを決定しています。
体調が良いと思ってもなかなか記録が伸びなかったり、すぐに疲れてしまったりする場合にはなにか違った原因が潜んでいるのかもしれません。
トップランナーでもコンディションの調整、記録の更新に日々苦労するものなので、とても難しく奥深いスポーツだと言えます。

その反面、効果的なトレーニングはランニングの経済性を高め、パフォーマンスの向上に影響を与えるので、普段ランニングしかしていないという人にも多様なトレーニングがおすすめです。
筋力トレーニングで筋量を増やすことは走るフォームを力強くし、大きなストライド(走幅)を可能にします。
ピラティスやヨガといったトレーニングも筋バランスや柔軟性を向上し、フォームの改善や怪我、障害予防に役立ちます。
ランニングをしていて身体を痛めた、怪我をしてしまったという人にも多く会ってきましたので、パフォーマンス向上のためだけでなく障害予防、健康的なランニングを続けるためにも身体のケア、良いコンディショニングを保つトレーニングがランニング同様に重要ではないでしょうか。

先に挙げたエネルギー代謝、酸素運搬能力などもランニングの経済性に大きく関係性があります。
こちらを高めるためには呼吸や循環器系のトレーニング、エネルギー代謝の効率を下げず疲労を溜めにくくする乳酸閾値トレーニング、栄養や食生活も関連してきますので、また別途詳しく解説したいと思います!


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