トレーニング理論 身体について

トレーニングの種類

一般的に、トレーニングというと身体を鍛えることを指し、マシンやダンベルを使ったものから腹筋や腕立て伏せなど自重によるエクササイズをイメージされるのではないでしょうか。

これらのトレーニングは筋トレとも呼ばれ広く知られていますが、今回はこういった様々な種類のトレーニングを少し詳しく分類してご紹介したいと思います。

筋トレ(筋力トレーニング)
前述したように身体を鍛えるトレーニングは通常筋トレと呼ばれ、多くの人たちの共通言語となっています。
この筋トレには筋力や筋肉を鍛えるという意味が最も強く、なにをするかというトレーニングの種類や手段はほとんど定義はありません。

そのため、ダンベルなどを使用したトレーニングや腕立て伏せ、懸垂といったエクササイズも全てひっくるめて筋トレと呼ばれることが多く、一般的に広まっています。

ただしアスリートやトレーナーにとっては、広義に捉えられる筋トレよりも、トレーニングを種類や目的によって使い分けていることもあり、呼称として筋トレを用いることは少ないかもしれません。

ウエイトトレーニング
筋トレとは反対に、スポーツ現場などでよく耳にするトレーニングがこちらです。
ウエイトとは重量のことであり、この重量にはダンベルやバーベル、自体重も含まれます。

一見、筋トレと同じようなトレーニング方法に思えますが、器具や体重の重さを利用するウエイトトレーニングに対して、筋トレはその内容を限定されていません。
例えば、ゴムバンドを使ったトレーニングや加圧トレーニングなども筋力を鍛えるという目的で筋トレに分類することができます。

また、ウエイトトレーニングは筋力の強化以外にも身体機能や全身のパワー、スピードの向上、障害リスクの軽減など少し具体的な目的を持って取り組まれることが多いです。

このように、単純に筋力を鍛える行為を指す筋トレは一般的に認知されやすく、反対に扱う物を限定し、競技に必要な要素をそれぞれ強化するウエイトトレーニングはスポーツ現場に馴染まれやすいということになります。

レジスタンストレーニング
こちらはさらに認知度が低くなると思いますが、ウエイトトレーニングと同様に様々な体力要素を鍛えるトレーニングの一つです。

レジスタンスには抵抗という意味があり、先ほど挙げたゴムバンドを引っ張るようなトレーニング、重量ではなく空気圧によって負荷をかけるマシンなど重力以外の力に抵抗するトレーニングをレジスタンストレーニングと呼びます。

ただしその定義ははっきりとはせず、ダンベルの重さに抵抗するエクササイズもレジスタンストレーニングと呼んだり、一方ではゴムバンドやチューブを使用するトレーニングもウエイトトレーニングの一種として捉えている場合もあります。

その他、走る力や敏捷性を高めるアジリティトレーニング、身体の運動機能を鍛えるファンクショナルトレーニングなど一口にトレーニングといってもその種類は多岐に渡ります。

それらの名称をそれぞれ覚える必要はありませんが、トレーニングにはいろいろなものがあり、特にアスリートや競技者は自身のパフォーマンスアップ、体力や能力向上のために様々なトレーニングに取り組まなくてはなりません。

もちろん競技者でない一般の方においても、健康増進、体力強化のためにトレーニングのバリエーションを増やすことはとても良いことです。

トレーニングに興味を持った方は、ぜひその内容や目的を調べてみたり、自身に合うトレーニングを探したりしてみてください。
きっと新しい発見があることと思います。

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